前歯から数えて8番目に生えてくる歯のことを親知らずと言います。親知らずは生えてくるスペースが不足することで水平に生えたり、傾斜して生えることでブラッシングが難しくなります。親知らずが虫歯になるだけでなく、手前の奥歯の虫歯や歯肉炎などのトラブルを引き起こす原因となるため、抜歯となることも多くなります。

骨粗しょう症は、骨の弱化が進行する病気で、歯周病や歯が抜け落ちるなどのリスクが高まるため、歯科治療の際には必ず歯科医師にご相談ください。骨粗しょう症の進行具合や治療中の薬剤を服用中の方は、外科処置ができなくなる可能性がありますので、先に歯科医院での治療をお勧めします。

妊娠中はホルモンバランスが変わったり、ブラッシングが上手くいかず、親知らずが痛くなることがあります。当院では、妊娠中でも安心して治療を受けていただける体制を整えています。安定期であれば抜歯も可能ですので、産婦人科の先生とご相談のうえ、お問い合わせください。

口内炎は、口の中の粘膜が傷ついたり炎症を起こしたりすることによって引き起こされます。硬い食べ物を噛んだり、口の中で物を噛んだりすることでできる口内炎をはじめ、歯ブラシやデンタルフロスなどで粘膜を損傷することよって引き起こされる場合もあります。また、ストレスや睡眠不足により、免疫力が低下し、口内炎を引き起こすこともあります。口内炎が繰り返し発生したり、なかなか治らない場合は、ご相談ください。

ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症です。風邪やインフルエンザなどの病気や、ストレス、睡眠不足、栄養不足などによって、免疫力が低下すると、ヘルペスウイルスが再活性化し、ヘルペスが発症することがあります。主に唇などに水ぶくれなどの症状が見られ、1〜2週間ほどでかさぶたになり治癒します。口唇ヘルペスはウイルスの感染力も強く、再発しやすい病気です。自己判断せずに、歯科医師にご相談ください。

「口を大きく開けられなくなった」「口を動かすと顎に異音がする」「食べるときや話すときに顎が痛む」「顎の動きに違和感がある」など、顎の関節や筋肉に症状が発生することを顎関節症といいます。自然に治る場合もありますが、痛みが発生することもあるため診察することをお勧めします。

自由診療

顎関節症の原因は、顎の位置と噛み合わせが合っていないことから起こることがあります。当院ではマイオモニター（低周波治療器）を使用し、顎と噛み合わせの位置のズレを調べます。神経と筋肉に電気刺激を与え、顎関節を正しい位置に導きます。お口が開かない、痛みがある場合にも症状が緩和されます。それと同時に、ディグマ（顎運動測定装置）を使用し、顎の動きや各部の位置関係を視覚化し、わかりやすく示すことで患者さまの顎の状態を把握します。正しい顎関節の位置でマウスピースを作製することにより、治療を行っています。
治療法は症状や原因によって異なり、適切な治療法を選択することが重要なのでご相談ください。